Zabbixを構築して社内システムを監視しよう ⑤アラート設定の追加

ソフトウェア

Zabbixを構築して社内システムを監視しよう
①環境の構築~仮想マシンのインストール
②Zabbixのインストール
③死活監視設定の追加
④死活監視機器の追加
⑤アラート設定の追加 ← 本ページ


本稿では一般的な死活監視(機器が起動し、IPアドレスを用いた通信の応答があるか)と、
死活監視において異常がみられる場合にアラートを挙げる方法を記載します。
大きく分けて以下の3点の手順をご紹介します。

  1. 死活監視が出来るようにZabbixの設定を追加
  2. 死活監視を行う対象の機器を追加
  3. アラートを挙げる設定を追加 ← 本ページ

■アラートを挙げる設定を追加

  1. 「ユーザー設定」→「プロファイル」→「メディア」→「追加」の順にクリックします。
    下図の通り設定し、「追加」→「更新」の順にクリックします。
    >タイプ:Email
    >送信先:任意のメールアドレス
    >指定した深刻度のときに使用:致命的な障害
  2. 「管理」→「メディアタイプ」→「Email」の順にクリックします。
  3. メール送信に使用するサーバーアドレス・ユーザー名・パスワードなどを適宜設定します。
    ※設定値はご利用のメールサーバー会社へお尋ねください。
    ※"SMTP helo"はメールアドレスの@以降を入力するのが一般的です。
    【例:hogehoge@yahoo.co.jpなら、yahoo.co.jpと入力】
  4. 3で設定した値が正しいかどうか、必ずテストを実施します。
  5. 「設定」→「アクション」→「トリガーアクション」→「アクションの作成」の順にクリックします。
  6. 下図の通り設定します。 ※追加ボタンはまだ押さない。
    >名前:任意(例:Ping response error)
    >実行条件:下図操作の通り
  7. 「実行内容」をクリックし、橙枠・黄枠をそれぞれ設定します。

  実行内容  
下図の通り設定します。
>ユーザーに送信に「Admin」を追加
>次のメディアのみ使用:Email
>メッセージのカスタマイズ:チェックオン
->件名:任意(例:Ping response error
->メッセージ:任意(例:{HOST.NAME} - {HOST.IP}

  復旧時の実行内容  
下図の通り設定します。
>ユーザーに送信に「Admin」を追加
>次のメディアのみ使用:Email
>メッセージのカスタマイズ:チェックオン
->件名:任意(例:Ping response recoveried
->メッセージ:任意(例:{HOST.NAME} - {HOST.IP}

設定後、「追加」ボタンをクリックします。

アクションが正しく追加されれば「アラートを挙げる設定を追加」は完了です。

最後に・・・
一時的に落としても問題のない機器などを用いて、
正しく動作するかどうかの確認を必ず実施しましょう。


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②Zabbixのインストール
③死活監視設定の追加
④死活監視機器の追加
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